半人前だからこそ、気づけた信頼の本質

半人前歯科医師としての気づきや考え方の共有

若手歯科医師として診療に取り組む中で、
技術だけでなく「考え方」や「姿勢」にこそ、患者さんとの信頼が生まれるヒントがあると感じるようになりました。

このブログでは、そんな“半人前歯科医師”だからこそ気づけた視点や学びを、等身大の言葉で綴っていきます。

「この治療って、どのくらい持ちますか?」

「痛くないですか?」
「先生ならどうしますか?」

診療中、こんな質問を患者さんからよく受けます。

最初は「しっかり説明しよう」と思い、できる限り詳しく答えていました。
でも、あるとき気づいたんです。

患者さんは、治療のことを聞いているようで、
実は“それ”を知りたいわけじゃない。

本当に知りたいのは──
「この先生に任せて大丈夫なのか?」ということでした。


説明より、対話が信頼を生む

「治療の説明はしっかりしているのに、
患者さんがなんとなく不安そう…」

そんな経験、ありませんか?

以前の自分は、
「もっとわかりやすく説明しなきゃ」と考えていました。

でも、実は説明の問題じゃなかった。

“患者さんが話せていなかった”ことが、不安の原因だったんです。

どんなに丁寧に話しても、
患者さんが本音を言えないままだと、
本当の意味で納得することはできません。

逆に、説明は少なくても
患者さんがたくさん話をしてくれると、
自然と納得し、前向きに治療を受けてくれます。


患者さんが「この先生なら」と思う瞬間

信頼が生まれる瞬間って、
特別な治療や知識じゃないんですよね。

  • こちらの話を押し付けず、じっくり耳を傾けるとき
  • 「この先どうなりたいか?」を一緒に考えられたとき
  • 患者さんの価値観に寄り添った提案ができたとき

「この先生は、自分のことをちゃんと考えてくれている」
そう感じてもらえた瞬間に、信頼は生まれます。

治療の中身よりも、“誰に治療してもらうか”
それが、患者さんにとっての決め手になるのだと思います。


信頼があれば、自費診療もスムーズに

これは、半人前の僕が最近強く感じていることです。

「保険でいいです」と言っていた患者さんでも、
時間をかけて対話し、お互いの考えが重なれば、
「先生が言うなら、その治療にします」と言ってくださることがあります。

治療の価格よりも、
“誰が治療するか”のほうが、よほど大事。

これは、経験が浅い今だからこそ強く実感する真実です。


半人前だからこそ、大切にしたいこと

僕はまだ、学ぶことだらけの半人前の歯科医師です。

でも、信頼関係を大切にすることは、今すぐできる。

「先生にお任せします」
「この先生なら、ちゃんと考えてくれる」

そんなふうに思ってもらえるように、
今日も目の前の患者さんと、丁寧に向き合いたいと思います。


最後に

この話に共感した方、似た経験がある方、
ぜひコメントやDMでご意見を聞かせてください!

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半人前として日々診療に向き合う中で、信頼関係の大切さを痛感するようになりました。
そして同時に、もう一つ大きな壁にぶつかりました。

——「削るのが怖い」

研修医・若手歯科医師なら、一度は感じるこの葛藤。
次回は、そんな自分自身の悩みをもとに、“適切な切削”について考えてみたいと思います。

削らないことが本当に患者さんのため?
削ることへの恐れは、どう乗り越える?

次回のテーマは
「削るのが怖い…でも、それって本当に患者さんのため?」
若手ならではの視点で、正解のない問いに向き合ってみます。

お楽しみに!

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